お世話になった教科書を紹介します。

問題にぶつかったとき教科書を開くと、解決の糸口や
考え方のヒントが書いてあるとよく気づかされます。
将来を見越して有用な講義と教科書を
与えて下さった先生方に心から感謝しています。

物理ノートでは、式の導出をできるだけ詳しく書きました。
教科書に載っている式は、実際の現象にそのまま適用して
よいかどうか、迷うことがあります。
しかし、式の導出過程が明らかなら、実際の現象の何を簡
略化したかが解っているので、式の使い道を判断できます。
また、もし都合が悪ければ、導出の途中で無視したものを
考慮したり、考える要素を追加して、新しい式を作ること
ができると思います。

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柴田望洋 新・明解Python入門 (新・明解シリーズ) style=
読みやすい色使い、文字の建蔽率、レイアウト。
時間のあるときに、じっくり読むと、pythonの基礎が身に付きます。

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C.R.ワイリー 工業数学 上 (理工学海外名著シリーズ) style=
 フーリエ変換からラプラス変換への導出が理解できました。

楠田信 使える数学 フーリエ・ラプラス変換 style=
初歩的な問題が豊富な例題集。グラフが見やすい。

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宇野高明 車両運動性能とシャシーメカニズム style=
知識ゼロで読み始めましたが、繰り返し読むことで、
理解が深まり、徐々に全体が繋がってきたと思います。
難しい式は一切なし。

安部正人 自動車の運動と制御 ─車両運動力学の理論形成と応用 style=
車の2輪モデルの運動方程式を、順を追って分かりや
すく解説。

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嵯峨 晃 構造力学 (2) (環境・都市システム系教科書シリーズ (5)) style=
梁の不静定問題に特化した内容。たわみ角法、マトリ
ックス変位法を詳しく紹介。通常、材料力学や建築工学
で軽く紹介される範囲にフォーカスしためずらしい本だ
と思います。

松井千秋 建築学構造シリーズ 建築鉄骨構造(改訂3版) style=
7章から10章が有用。断面の応力状態や、塑性につ
いての考え方の初歩が纏めてあります。

土木学会 座屈設計ガイドライン (鋼構造シリーズ) style=
断面の強度評価式がたくさん載っています。参考文献
リストから、その原著論文を一網打尽に集めることがで
きました。

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井口雅一 人−機械系:人による機械の制御
世の中の道具は、人にとって扱いやすいように作られています。
人の特性を数式で表すことで、人に扱われる道具(機械)が、
どのようにあるべきかを考えるユニークな学問です。
1970年の古い書籍で、絶版ですが、
大学や県立図書館などで借りることができます。

綱島 均 クルマとヒコーキで学ぶ 制御工学の基礎
ここまでわかりやすい制御の教科書は初めてです。
初心者向けの内容なので内容は限定的ですが、
制御という学問が、世の中にどう役立っているのかを
シンプルかつ丁寧な演習問題を通して理解できます。


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